美しく広がる日本庭園。
2時間に1本のバスに乗って遥々。なにやら右側に伝説の薫りが...。

トキだって羽ばたいてお出迎え♪

ここは、佐渡ゆかりの事物に出会える"おもしろミュージアム"
佐渡歴史伝説館。早速、等身大のハイテクロボットが目の前に?!
佐渡でお生まれになった順徳天皇の
第一皇女 慶子女王。
間接、口までもきちんと動く細かさ。

こちらは、流刑地である佐渡で処刑されかけの
日蓮聖人。ひたすら題目を唱え続け、処刑される瞬間、雷光の奇跡が起こり難を逃れたシーンを再現。目をひんむき、処刑人は驚き慌てふためくところなど細部にまで渡る動きと表情は、まさにハイテクロボット!

そして、
猿楽師 世阿弥まで?!
こちらも流罪で佐渡へ...。日照りが続き、島民を救うために舞った雨乞いの舞を見事に再現。いつの間にか能面まで付けてて、そのハイクオリティな表現に目を見張るばかり...。

一連の「歴史」は一段落で...。
続いては「伝説」の括りで、何故か酔っぱらいおじいちゃん&居眠りおばあちゃん。ユーモラスな語り口で佐渡の伝説を案内。この真ん前でかぶり付いて聞いている子供はゴム人形なのだ...。
それに気付いた時にゾッとさせられる、クリエイターの戯れ。

鋳金家で人間国宝の
佐々木象堂の記念館も併設。
皇居新宮殿の棟飾りで有名な幸運を招く
瑞鳥が鎮座。美しい曲線、ど真ん中に入れられた「菊の御紋」がなんとも誇らしい。

とても長い旅をしてきた気分だ...。
佐渡の「歴史」「伝説」、そして「夢」を堪能した後、辿り着いたオアシスのようなお土産売場でホッと一休み。元気な女性の売り子に混じり、お年寄りの方もいらっしゃるのね、外国人の...?!

あなたは、
ジェンキンスさん!
お土産の"太鼓番せんべい"を箱に詰める仕事を黙々とこなし、カメラをむけても殆ど無表情。しかし、お元気そうでテレビで見ていた時より少し福与かになられたようですね。

そんな彼が一生懸命詰めていたのがこの
太鼓番せんべい。
ブルーリボン運動奨励品のお土産で、売上の2%を拉致被害救済に充てている商品。ジェンキンスさんが目の前にいるせいか、売り子さんにめちゃくちゃ勧められるので購入。でも2%は拉致被害救済に充てられるけど、98%はあなた達に充てられるんだよね...。
せめて5%くらいは、充ててもいいかと思うけど。
大きいの1箱、小さいの1箱買いましたよ♪
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佐渡歴史伝説館《真野》
●定休日:なし ●電話:0259-55-2525
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一度バスで両津港に戻り、再度バスにて向かったのは
佐渡市トキの森公園。佐渡の中でトキを確実に見ることができる場所はここだけ。公園のなかの
佐渡トキ保護センターへ行ってみよう。

不謹慎かもしれないけど、ちょっとコワい。だけど、佐渡と言えばトキ。トキと言えば日本。サッカー日本代表のエンブレムの「八咫烏」よりぼくは「朱鷺」の方が相応しいとくらい思っている。
国際保護鳥に指定されるトキ(朱鷺)は、学名を「Nipponia nippon (ニッポニア・ニッポン)」と言い、文字通り日本を代表する固有種。

センターでは、トキの生態や保護増殖、野生復帰に向けての取り組みなど、トキに関する様々な事柄を学べます。

よって、よってこんな感じ。

備付けの双眼鏡を使えば、こんなに大きく見れるのだ。
どことなく哀愁漂うように見えるのは気のせい?このまま増やしても、自力で生きれるのかな?そんな心配を心の片隅に抱きつつ、トキ保護センターの職員の方には、頑張って頂きたい。
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佐渡トキ保護センター《新穂》
●定休日:なし(3〜11月) / 月曜(12〜2月)
●電話:0259-22-4123
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