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閑さや岩にしみ入る蝉の声

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5月から転職することにして、GW前に束の間のお休み。
ノープランの新潟滞在は、なにがどうなってなのか?!歴史が灯る芭蕉も巡る「おくの細道」山寺の立石寺に連れてってもらうおんぶにだっこ旅。そそり立つこの山を登るのだ!

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山登りの前に腹ごしらえ。ここに入ってごはん食べると駐車場代がタダになると言うことで入ったのは麓の食堂「えんどう」。

お土産屋併設で、名物芋煮・手作りの「おやき」など味わえるノスタルジックなお店。言われるがままにいただいた芋煮は、出汁の染みた里芋に大きな車麩、ネギが爽やかにまとめてくれる、ならではの味なのだ。

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えんどう《山寺》
●定休日:なし ●電話:023-695-2126
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↑ごちそうさまでした♪


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およそ1000段あると言われる階段をひたすら登るのみ。まだまだ地上に近いところは植木もきれいに整っていて人工的な雰囲気を感じられる。

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山の自然にそってつくられたこの参道は、昔からの修行者の道。細い道や葉の間から溢れる陽や岩肌の気配。閑さや岩にしみ入る蝉の声 と言う芭蕉の句を段々感じられる。

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ようやく見えてきた仁王門。

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けやき材の優美な門で、左右に安置された仁王尊像。運慶の弟子たちの作といわれ邪心をもつ人は登ってはいけないと、睨みつける。

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重要文化財に指定されている 納経堂。山内で最も古い建物で、麓からもその凛と下赤い佇まいが確認出来て、とても絵になる光景。

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その更に奥には、五大明王を祀って天下泰平を祈る 五大堂。山寺随一の展望台でもある。修行僧たちもきっと見たであろう風景。案外1000段って平気で登れるかも...。

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頂上付近で見つけた小さなポスト?!
ここまで来るのには、もちろん車なんて不可能。投函された郵便物を回収するためには郵便屋さんはここまで歩いてくるしかない。1000段なんて平気って言ったけど、毎日ここまで来るのはさすがに辛いのでは?また、誰が投函するのか?そして、どれくらい空のポストに当たってしまうのか?

余計なお世話だとは思いつつ、思いを馳せずにはいられない...。