みちのく 神社巡り
本尊は木造薬師如来坐像(重要文化財)で、胎内に862年(貞観4)造像と記されている。2年前に宣伝用ポスターがセクハラになるといろいろ話題になった、蘇民祭が有名なのだ。かなりインパクトあって、男臭さが全面に出たこのデザインはハッキリ言って大好き。
黒石寺蘇民祭の概要:
参加者である男子は祭の1週間前から精進潔斎に務めなければならず、肉・魚・ニラやニンニクのような臭いの強い食物、或いはそれらを調理した火を通した食物を口にすることが禁じられる。午後10時に鳴らされる梵鐘の音を合図に祭が始まる。浄飯米(おはんねり)を持った祈願者の男女が水垢離(みずごり)をした後「ジャッソー、ジョヤサ」(邪(ジャ)を正(ソ)すの略)と掛け声を発しながら本堂を三巡し、五穀豊穣を始めとする幸福を祈願する。午後11時30分より、全裸に下帯のみを身に付けた(近年までは全員全裸の)男たちが行列を為して福物の柴燈木(ひたき)と呼ばれる松明を掲げながら行進。午前2時、本堂で数え7歳の男児2人が扮する鬼子が本堂に入り福物の餅を境内にまいた後、再び境内に戻る。午前5時、鬼子が本堂に再び入った後「袋出し」の男5〜6名が「蘇民袋」と呼ばれる麻袋を抱えて現れる。全裸の親方が小刀で蘇民袋を切り裂き、福物の小間木(こまき)を境内の男女が拾う一方で柴燈木登りに参加した男たちは引き裂かれた蘇民袋を激しく奪い合う。最終的に、蘇民袋の首にいちばん近い部分を持っていた者がその年の取主(とりぬし)となり、その年は東西どちらの土地が豊作となるかが決まる。
牡丹色に赤らめた肉体と肉体、魂と魂の激突!! おとこ、男の祭りでございます。
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妙見山 黒石寺《水沢》
●定休日:— ●電話:0197-26-4168
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賑やかな盛岡の繁華街から車で約10分程度。立派な山門から本道へ進む途中に、有名な羅漢堂(盛岡市指定有形文化財)があります。
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瑞鳩峰山 報恩寺《盛岡》
●定休日:— ●電話:019-651-4415
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by ym-pi
| 2010-10-20 23:34
| 新潟/北陸/東北