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連日の軍艦島ロケに少々疲れ気味...。
上陸するこの光景も見慣れてしまう贅沢。

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連なる巨大な鳥居のような均等にならぶ柱。
神殿のような、宗教施設のような雰囲気を醸し出すが、これは集められた石炭を船に運ぶためのベルトコンベアー跡。炭坑夫たちが命がけで採炭した黒いが明るい未来がここに流れていたのだ。

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国内最古の鉄筋コンクリート造アパート、31号棟。
日本の鉄筋コンクリートの建築文化はここから始まった。下請業者用の住居施設で、すぐそばが海といこともあり、台風と潮害も酷くもっとも住環境としては劣悪なところだったところ。

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中は吹き抜けになっていて、少しでも陽の光を取り込んで明るくする工夫。でも、湿気が隠って不快指数は高い...。

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30号棟と31号棟の間にチラリと見える25号棟の階段。
25号棟の1階には島内唯一のスナック「白水苑」が、2階は島内唯一の旅館「清風荘」があった。

栄華をほこっていた頃の軍艦島は差別社会で、お金になる石炭を掘る炭坑夫や役職のある社員は丘の上にある社宅やアパートに住めるが、それ以外の商人は住環境も劣悪で家賃も高いことろに追いやられていた。それでも、ここに住む魅力があったのかな?!

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その都度、島から出るわけにはいかないので、福利厚生はなんでもある。地下の階段を下りれば、モダンな理髪店...。

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設備の整った歯医者だってあったに違いない。

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台風で今は、大半が崩壊してエントランス部分だけが残るが、ここでは映画上映があったり、歌謡ショーなどテレビが普及する前は島内一番人気の娯楽施設だったそう。

風営法が制定されるまで遊廓まで存在したそうです。

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爆破されたかのようにがれきが散乱する、道無き道...。道が無くとも機材担いでえっちらおっちら。

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人が集まるところに必要なもの。その一つが宗教なのかも。
祠もふっ飛んでしまい、雨ざらしのまま佇む仏様。宗派はいろいろあれど、ここは全ての宗派を受入れる総合宗派「全宗」。従来の枠組にとらわれないモダニズムな和尚さんだったのかも。

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朝から上ったり下ったり、歩きっ放し。疲れのピークはとっくに越えているはずなのに一向に歩くのを止めない取材陣。

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陽がコンクリートと瓦礫の山に降り注ぐ光景。無人になってから茂った植物、そして聞こえてくる鳥の声と潮騒。この地球上から人間がいなくなったら、こんな感じなのかな?

静寂に包まれた軍艦島では、植物だって語りかけてきている気がするほど。そこは楽園と言う場所なのだろうか?!

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そんなことを考えつつも、頭の中は今日の晩ごはん♪


* * * * * *

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長崎に来て、やっとちゃんぽんに巡り会えた♪ ご自宅からのアテンドは、20代半ばを共にKO線沿いでチープでキッチュに過ごした山ちゃん。ku:nelを自でいく、愛すべきロハス系女史なのだ。食後に自宅に押し掛けたにも関わらず、快く連れてってくれました。

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今まで出会ったちゃんぽんの中で、平皿の上にどんぶりがのっかってるなんて、品格で言うと1番!!もちもちの麺が、やや甘めのさっぱりとしたスープに絡む。シャキシャキとした野菜と共に食べて、モチシャキな食感を楽しめます。繁華街にあるお見せながら、ホテルの中華レストランの味と雰囲気が味わえます。

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蘭桂坊《長崎》
●定休日:不定休 ●電話:095-811-2323
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ここは、心臓破りの地獄段。
右側の建物は日給社宅の16号棟、正面は57号棟。このいびつに歪む急勾配の階段は、上ると4階までノンストップ!確かに息が切れてしんどいけど、「地獄」はちょっと言い過ぎかな...。

小中学校は7階まで階段で上らないといけないのだから。

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コンクリートの壁に木枠の窓は、違和感が...?!
緑なんてないはずの島なのに、窓の向こうには緑の気配。

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人工物(アパート)と自然(植物)が鬩ぎあう光景。人工的な緑化計画を試みるも失敗したはずなのに、人が手を付けなくなって幾数年。

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皮肉なことに、今はこんなに生い茂る。
いわゆる、産業的自然・インダストリアルネイチャー。

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人の住んでいた後が生々しく残る住居エリア。急いで島から出て行ったのか?いっしょに連れて行ってもらえなかった電化製品がそのまま置きっ放しになっている。

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四つ足のテレビに黒電話がそのまま。閉山から今日までずっと立ちっ放しでこの崩れ行く島の様子を見続けてきたのだろうか...。

冷蔵庫にしろ炊飯器にしろ、テレビしにろ当時でも高価アイテムばかりのはず。なぜこの島に置いていったのか?!

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西鉄が勝っていたようです。
西スポの上から目線の見出しが気になります...。

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映画ファンだったのかな?アラン・ドロン、クリント・イーストウッドなど、当時のスーパースターのポスターが襖に貼りっ放し。センスいいと思うけど、重ね貼りしてるね☆(゚∀゚)

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現代日本の礎とも言うべき、生活スタイルの進化の過程が垣間みれます。日本で最初の鉄筋コンクリート造高層のアパートには、日本古来からの生活スタイルである長屋を詰め込んだよう...。


* * * * * *

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とりあえず、この日の取材を終えて長崎市内にて夕食。
朝から島で、歩きっ放しの上りっ放しの立ちっ放し...。明日の取材に備えて栄養のあるもの一杯食べないと明日もたないぞ!

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一口餃子は、いくらでも食べられちゃう栄養満点のジューシーな餃子。口に入れるとトロっとした柔らかさとジューシーさが感じられる幸せな気分になる。感動したのがキモテキ、苦手なレバーのステーキだけど、臭みもなく香ばしく口の中で美しく消えていく。

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ニラを玉子でとじた、そのまんまニラトジ。○美屋からこれのレトルト「ニラトジの素」でないかな?シャクシャクとニラの歯ごたえもよく、玉子でマイルド。何にせよシンプルに美味しい!

こりゃ、ビールがすすむね☆(゚∀゚)

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雲龍亭 思案橋本店《思案橋》
●定休日:— ●電話:095-823-5971
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どこがいつ崩れ落ちてもおかしくない。
巨大な廃墟群は並ぶ島を奥へ、奥へ。くすんだコンクリートに錆びた鉄骨、腐食した木材などに微かに生える緑の気配。

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美しく配置・組まれたX階段。

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元住民が一時的に、この島に戻ったときに残した落書き...。

あれから幾十年!
この端島は荒れるにまかせ
朽ち果て、朽ち果て、くち果て、くち果ていた
この島はもう再びよみがえることは ない


時代の最先端を走った軍艦島が、まさか主要エネルギーの移行によっての目に余る衰退の一途...。ただただ朽ち果ててくだけのこの島をこの人の目にはどう映ったのか。

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微かにグリーンの塗装が残る建物は、病院?!

なぜ、病院がグリーンなのか?
当時、鉄筋コンクリートの建物に囲まれたこの島の悩みは緑(木々)が無かったこと。いろいろ建物の屋上に畑や緑化計画を企画するもうまくいかなかったよう。せめてもの対策として病院をグリーンに塗ると言う手段がとられたようです。

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コンクリートで出来ている壁に木製の扉が印象的。
なんかとってもかわいい作りの内装なのだ。

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レントゲンの束が...?!当時、こんなにレントゲンが撮れる機械が完備されている施設も珍しい?!この島の炭坑夫たちがどれだけ国から優遇されていたかが分かる。

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点滴の束まで...?!閉山したときに箱にしまって置いていった点滴が、時間の流れと共に箱は溶け崩れ点滴の瓶を飲込む状態に。さながらゴリっとしたバッドテイストな雰囲気がびんびん。

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押し込まれたベッドが泣いている...。

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病院だけに、なにやらいろんなコードが垂れ下がっている。
でも廃墟の病院と言うからどれほど不気味かと思っていたら、それほどでもなく。ここはクリアです、きっと。

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どちらかと言うと、住居エリアの方が不気味に感じる。
なにか見られてると言うか、拒否されてると言いますか...。



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野々串から出発することおよそ30分...。
見えてきたのは要塞のような、軍艦のような?!

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見渡す限り、巨大な廃墟の棟々。まるで、フルメタル・ジャケットの世界に迷い込んだかのよう...。一帯を覆う虚無感はなんだ?!



★Full Metal Jacket
※1987年のアメリカ映画で、ベトナム戦争を題材にした戦争映画。原作はグスタフ・ハスフォードの小説『ショート・タイマーズ』。日本での公開は1988年3月。
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジェイムズ・T・デイヴィス ほか


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崩れゆく鉄筋コンクリートの巨人が佇むのは、廃墟マニアの聖地的存在 端島(通称:軍艦島)。ごりごりの廃墟の集まる島を長崎市の許可を頂いて、特別に内部に進入&撮影しました。

※軍艦島:かつては海底炭鉱によって栄え東京以上の人口密度を有していたが、閉山とともに島民が島を離れたため、現在は無人島。廃墟化しているが、近年、産業遺産としても注目されている。

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まず訪れたのは、立派な7階建ての校舎の端島小中学校。

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小学校にありがちな卒業生が寄贈したであろう赤旗的なタイル画がぼくたちを迎えてくれます。

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かなり大きな校舎で当時の賑わいが想像出来るも、今や一人では訪れたくない場所。別に霊感とかないけど、場所によっては「行ってはいけない...。」ように感じるところもあり、なんとも不気味。

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陽の当たる教室であり、荒れ果てる教室。

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当時の教科書(社会科)。
ぼくが使っていたのとそんなに変わらないかな。

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美術で作ったのであろう、石膏の自画像...。
こんなの夜中に見たら卒倒するよ!!

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だけど、海の見える教室っていいね。

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体育館には、謎の落書き...。壁をぶち抜けると虎になる?!かなりトリップした表現だけどかなりの名作の予感。

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通称、パルテノンと呼ばれる校舎の基礎部分。
当時は土の中に埋まっていた部分も今では海水の浸入でむき出しの状態に?!それに海水で鉄骨部分が腐食の一途をたどり確実に崩落に進んでいるのが分かる。

この校舎は崩落するのは、そんなに遠い未来ではない...。

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さて、次に行く前に...。

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ランチはこんな感じになるのです。もちろん、オール廃墟の島なのでお店もなければトイレもない...。コンビニのおにぎりやパンだけど、すごく美味しく感じるのだ☆(゚∀゚)



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ヘルメット、バッテリー付きの電灯、保安靴にタオルを首に巻き付けて準備完了!!これが炭坑の見学スタイルなのだ。とにかくケガを「しない」「させない」、安全第一が基本。

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では、トロッコに乗って日本最後の島の炭鉱"池島炭坑"へ。

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杖が印象的な元炭鉱マンガイドの説明を聞きながら薄暗い石炭採掘現場復元箇所を巡ります。全盛期は、屈強な炭坑夫たちが通っていた道。危険を省みず向かっていく人と、無事に戻ってくる人との命が交差していたんでしょう。

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ガイドさんの方言癖が...。はっきり聞いていないのですが、深いところを維持管理するためには莫大な費用がかかるので埋めてしまったそう。

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掘削現場で活躍した掘削機械 ロードヘッダ と言うマシーン。
大きなドリルの先端に細かなトゲが無数に付いていて、これが岩石を砕いていく刃物のような役割をする。

これって、1990年上映のトータル・リコールで見たような?!
最終的に裏切り者がこのドリルで倒されてたね。動かないと分かっていても前には立ちたくないな...。



★TOTAL RECALL TRAILER 1990
※1990年に上映された、近未来の火星を舞台にしたアメリカ映画。フィリップ・K・ディックが1966年に発表した短編小説『追憶売ります』を映画化したSF映画。
監督:ポール・バーホーベン
主演:アーノルド・シュワルツェネッガー ほか


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ガガッドゥギギャギュッビィーン!!!!!
手持ちのドリルで実際に掘る(マネ)体験が出来る。


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炭坑口を後は、第2竪坑櫓へ。
竪坑櫓に入ることが初めてなので、ここがどう言うとこなのか?!目の前に釣らされる巨大なフックや滑車など全てにおいてスケールがダイナミック!

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下から見るとガンダムの足のよう。
高度経済成長を迎えた近代日本の礎を築いた竪坑櫓の足はとってもたくましく見えて、どこか寂しくも見える。

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(社)長崎国際観光コンベンション協会
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突然だけど、あの日を忘れない[遺産]を巡る旅。
やってきたのは歴史・産業・戦争遺産の多く残る長崎県。たまたま片島を通りがかったときに見つけた煉瓦造りの怪しい建物。

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屋根は崩れ落ち、内部には木々が茂る。
RPGゲームなら必ず、このあたりに大切なアイテムがありそうなもの。ここは一体なんだったのか...?!

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ここだけ、なぜか時間の流れがゆっくり流れているような...。
聞けば、ここはかつての川棚魚雷試験場跡地。

戦時中の施設で、佐世保海軍工廠で製造された魚雷を試験発射するための施設だったそう。今はその枠だけが残り、政府によって取り壊される事もなく静かな大村湾の入り江をのぞみながら時の流れに身をまかせるだけ。

用事のない廃墟だけど、なんか愛い...。

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寄り道してたら、フェリーの時間に間に合わない!!でもランチの時間は外すわけにはいかない?!

フェリー乗り場前のお店(中華)で、ラーメン!
本当は名物ちゃんぽんが食べたかったけど、もう材料が無くなっちゃったんだって...。こう見えても九州名物とんこつラーメンのようです。透き通ったあっさりスープは意外だったけど、意識的に味を探しにいけば奥ゆかしい旨味を発見出来ました。

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九竜軒《大瀬戸》
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大瀬戸から炭坑の町へ。
西海沿岸商船のフェリーで約30分、片道料金は430円なり。

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妙ちくりんな仲間が迎えてくれたのは池島。
言ってしまえば、離島のワンダースポット。ここは海底炭鉱があった島で、炭鉱の島として栄えたが、12年前に不幸な事故が起きる。

そして翌年に閉山...。

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今では、その近代日本の礎を築いた石炭産業の歴史と役割を伝えるべく、池島炭坑体験ツアーを実施。当時のトロッコ電車に乗車し坑内へ。坑内では元炭鉱マンガイドの説明で石炭の採掘、積み出しなど本物の機械を見学が出来ます。

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